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 立命大男子陸上部コーチの高尾憲司さん(42)には、もう一つの顔がある。NPO法人「スマイルブルーミング」(京都府京田辺市)理事長として、マラソンを走る視覚障がい者をサポートしている。支援のきっかけや、2020年東京パラリンピックに向けた思いを聞きに行った。

 10月上旬の午後8時過ぎ。立命大びわこ・くさつキャンパス(滋賀県)の400メートルトラックを全盲で、日本ブラインドマラソン協会強化選手の井内(いのうち)菜津美(28)=わかさ生活=が伴走者と手をロープで結んで走っていた。1キロ4分30秒の設定タイムで6キロ。少しでも遅れると高尾さんは発破をかける。「健常者も障がい者も関係ない。常に限界に挑戦することが大事」

 井内は、9月のジャパンパラ陸上大会女子1500メートル(T11)で日本新記録を出して優勝。活躍を支えるのがスマイルブルーミングの10人だ。高尾さんが練習メニューを考案、指導。立命大4年の日野未奈子さんら3人が伴走し、大学院生で管理栄養士の資格を持つ近藤知佳さんが、井内からLINEで届く食事内容を毎日チェックして体重管理にあたるなど、総合的に支援している。練習は大学の協力で週2回、照明設備のある男子陸上部の使うトラックで行う。

 高尾さんは京田辺市出身。かつて名門旭化成に所属し、実業団駅伝で区間賞4回、優勝を4度経験した。1998年アジア大会1万メートルで金メダルをとり、世界選手権にも2度出場した。高尾さんが障がい者支援の道に進んだきっかけは、自身のけがにあった。

 2004年にアキレス腱(けん…

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