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 神戸製鋼所がアルミや銅製品の強度など性能データを改ざんして出荷した問題で、品質を軽視する同社の体質が明らかになった。グループ会社で昨年も同じような改ざんが発覚し、再出発をはかったはずだが、顧客を裏切る結果となった。安全性の確認と原因究明が急務だ。

 「公正な取引の基盤を揺るがす不適切な行為だ。神戸製鋼は世界を代表する企業の一つ。結んだ契約は守るのが筋だ」。問題の発覚を受け経済産業省幹部は10日、厳しく批判した。

 神鋼は今年8月末までの1年間に出荷したアルミ・銅製品の一部で、納品先に約束した製品の強度やサイズなどの条件を満たしていないにもかかわらず、添付する「検査証明書」のデータを書き換え、適正なものと偽って出荷していた。

 工場の従業員が端末を操作して偽装データを入力。操作記録から操作者は特定されているという。

 納品先との契約では、製品検査の回数も決められている。だが、検査証明書には、約束したサンプル検査の回数に満たないのに、架空の数字を書き込んで必要な検査を実施したように装った記載もあったという。製品はいずれも、日本工業規格(JIS)が定める水準は満たし、現時点で安全面に関わるクレームはないという。

 ただ改ざんは、アルミ・銅製品を手がける同社の全拠点に広がり、管理職を含めた数十人が関わったこともわかっている。10年以上前から改ざんが行われていたとの証言もあり、長期にわたるずさんな品質管理が明らかになりつつある。

■組織ぐるみで…

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