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 平昌五輪への夢は破れた。出場権を得る最後の機会は、参加33人の最下位に終わった。それでも、大きな一歩だった。

 2017年9月末、ドイツのオーバーストドルフで開かれたフィギュアスケートの国際大会ネーベルホルン杯。アラブ首長国連邦(UAE)のザーラ・ラリ(22)は、フリーの演技に臨んだ。五輪への予選を兼ねるこの大会で、砂漠の国の選手が挑んだのは、冬の競技の頂点だけではなかった。文化の壁もあった。そして、純粋に演技だけが採点された。コスチュームで点を引かれることは、もうなかった。

 フィギュアの国際大会で、ヘジャブをしているのはラリだけだ。5年前に、イタリアの大会で本格的にデビューしたときは、髪を覆っていることがコスチュームとしてそぐわないと見なされ、何人かの審判から減点の対象とされた。

 国際スケート連盟(ISU)の…

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