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 環境や社会問題に貢献する企業などに対して積極的に投資する「ESG投資」をめぐり、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)が世界銀行グループと、債券分野への投資を見据えて共同研究に乗り出すことが分かった。

 ESGは環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)の英語の頭文字から名づけられた。国連が2006年、これらの要素を重視した企業などへの投資を求める「責任投資原則」を提唱し、GPIFなど世界の年金基金や運用会社がこの原則に署名している。

 GPIFは3月末時点で約145兆円を運用している。今春、国内株式への運用分のうち約1兆円をESG投資に振り向けた。株式に比べて債券分野へのESG投資は進んでいないとされ、共同研究を通じて、運用資産の約45%を占める債券への投資効果を見極めたい考えだ。

 世界銀行グループは途上国支援や地球温暖化対策などの投資資金にするため、08年度以降に計約49兆円分の債券を発行し、ESG投資を促進してきた。(佐藤啓介)

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