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 JR東海の子会社で新幹線車両をてがける日本車両製造(名古屋市)は11日、「日車夢工房」と名付けて展開してきた鉄道グッズの製造販売を原則として年末で打ち切ると発表した。鉄道ファンに広く知られるが、不採算や本業の不振を背景に撤退する。

 一部商品を除きインターネットでの販売受け付けは12月31日深夜まで、電話での販売は同25日夕まで。販売終了まで在庫品処分セールを断続的に行う。

 「日車夢工房」の事業は日本車両の知名度を上げるため1999年からスタート。東海道新幹線の初代車両「0(ゼロ)系」の模型や、リニア新幹線「L0(エルゼロ)系」のチョロQなど800種類以上の商品を販売してきた。

 ただ、00年代後半からは他社の参入が相次ぎ、採算が悪化。04年3月期に5億円以上あった売り上げは、10年代には1億円台まで落ち込んでいたという。日本車両は本業でも米国事業に失敗。17年3月期まで3年連続で純損失を出した。知名度を上げる事業の役割は一定程度果たした、とも説明している。(友田雄大)