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衆院選2017

 東京都目黒区の杉山則子さん(62)はパーキンソン病で認知症がある母、石綿久代さん(87)と2人で暮らす。15年前に実家に戻り、両親の介護を始めた。

 3年前に93歳で亡くなった父も認知症だった。徘徊(はいかい)し、家に戻れない父を交番まで迎えにいったこともある。父の死後、パートを始めたが、母を一人にできないと、今年の夏に辞めた。「介護は24時間365日、息つく暇もありません」

 介護の費用もかさみ、自身のこれからも気にかかる。「安心して年をとれる世の中にして欲しい」と話す。関東地方に住む娘(25)に自分の介護はさせたくないという。次世代に同じ苦労を引き継がせたくないからだ。(葛谷晋吾)