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 関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働の準備が進む中、反対の声を上げようと15日、大阪市の関電本店前や御堂筋などでデモがあった。関西を中心に約500人が参加し、「地震列島、原発危ない」と訴えた。

 大飯3、4号機をめぐっては、2014年に福井地裁が「安全技術や設備は、確たる根拠のない楽観的な見通しのもとに初めて成り立ちうる脆弱(ぜいじゃく)なもの」などとして、関電に運転差し止めを命じる判決を出した。だが控訴審が続いて判決は確定しておらず、関電は来年1月に3号機から再稼働する方針だ。

 この日のデモは、脱原発を訴える福井や京都の住民らが呼びかけた。東京電力福島第一原発事故の避難者も駆けつけ、関電本店前で、「(2011年3月11日に出された)原子力緊急事態宣言が発令中のままで、全国に避難者がいる中、再稼働なんてもっての外」と訴えた。

 スピーチしたおおい町の住職、宮崎慈空(じくう)さん(73)は取材に「地元の全員が原発を必要だと思っているわけではない。不安に感じている人たちもいる。事故があれば琵琶湖も汚染される。絶対に安全でない限り、動かすものでない」と語った。(荻原千明)