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 米アカデミー賞を主催する米映画芸術科学アカデミーは14日、緊急の会合を開き、多数の女性からセクハラ行為を訴えられているハリウッドの大物プロデューサー、ハーベイ・ワインスタイン氏(65)を除名する決定をした。

 ワインスタイン氏は1999年、「恋におちたシェイクスピア」でプロデューサーとしてアカデミー賞を受賞。兄弟で映画会社を経営し、多くの有名作品を手がけるなど、ハリウッドに大きな影響力を持ってきた。

 しかし、ニューヨーク・タイムズ紙が5日、同氏の20年以上にわたるセクハラ疑惑を報道すると、被害を訴える俳優が次々と名乗り出た。

 グウィネス・パルトローさんは「22歳の時に(同氏から)ホテルに呼ばれ、マッサージするように迫られた。拒否したが、役を降ろされるのではと思った」などと証言。アンジェリーナ・ジョリーさんもセクハラを受け「二度と一緒に仕事はしなかった」という。

 ワインスタイン氏は8日、自ら創業し、会長を務めていた映画会社を解雇された。代理人は「同意のない性的関係を持ったことはない」とのコメントを発表している。

 被害を訴えた俳優たちは当時、駆け出しだった人が多く、配役などを握る立場を利用したセクハラは、ハリウッドの問題として指摘する声も上がっている。

 同氏は熱心な民主党支持者でオバマ前大統領やヒラリー・クリントン元国務長官などに献金してきた。オバマ氏は「女性をおとしめるこのような行為は、批判されるべきであり、責任を取るべきだ」とのコメントを発表。オバマ氏の長女マリアさんはワインスタイン氏の会社で今年初め、インターンとして働いていたという。(サンフランシスコ=宮地ゆう)

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