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 脳死と判定された人から臓器提供ができるようになった臓器移植法の施行から16日で20年。命や臓器移植について考えるきっかけにしてほしい、と東京タワーやレインボーブリッジ、太陽の塔などが緑色にライトアップされた。日本臓器移植ネットワークなどが企業から協賛を得て全国の約40カ所で実施した。

 緑は、ドナー(臓器提供者)と移植された患者の「いのちのつながり」を表すシンボルカラー。脳死下での国内の臓器提供はこの20年で479例。少しずつ増えているが昨年は64例で、移植を待つ人の約2%しか受けられていない。人口100万人あたりのドナー数は、2015年時点で米国28・5人、韓国10・0人に比べ、日本は0・7人と少ない。

 移植を希望して移植ネットに登録している人は約1万4千人。移植までの待機期間は、心臓は平均約3年で待機中に亡くなる人もいる。2010年の法改正により15歳未満の子どもからも提供できるようになったが、今年8月までの提供数は計15件にとどまっているという。(水野梓)

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愛知県内では公益財団法人「愛知腎臓財団」などが主催し、名古屋テレビ塔(名古屋市中区)が15、16の2日間、緑色に輝いた。同財団によると、人工透析患者など腎移植を希望する患者は、昨年末で愛知県内に1265人いる。