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 米韓軍は16日、日本海と黄海で米原子力空母ロナルド・レーガンなどが参加する合同軍事演習を始めた。米空母の朝鮮半島への接近は、6月ごろに2隻が日本海に展開して以来。北朝鮮では先週から弾道ミサイルを搭載した複数の移動発射台の展開が確認されており、朝鮮半島を巡る緊張が再び高まりそうだ。

 演習は米韓の空母、イージス艦や潜水艦などの艦艇40余隻のほか、戦闘機やヘリなどが参加。空母の護衛や対潜水艦戦闘、ミサイル探知などの演習を行う。米軍は合同軍事演習後も今月下旬まで半島近海で単独の演習を続ける見通しだ。

 また、在韓米空軍は16日、ソウル空港で報道陣に、ステルス戦闘機のF22やF35Aを公開した。17~22日に同空港で開かれる国際展示会では戦略爆撃機B1Bなども一般に公開する。同軍のハワード広報室長は16日の記者会見で「韓国との安保協力強化のためだ」と語った。

 これに対し、16日付の労働新聞(電子版)は、「米帝は追従勢力まで動員し、反共和国策動に狂奔している」とし、米国との対決に備えるよう呼びかける社説を1面に掲載した。

 朝鮮中央通信によれば、北朝鮮の政府機関紙「民主朝鮮」は15日、「米国が軍事的挑発の道を選ぶなら、米本土は即時に無慈悲な核の報復攻撃で焦土と化すだろう」と警告した。(ソウル=牧野愛博)