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 全国で飼育されているカワウソの人気投票「第1回カワウソゥ選挙」の結果が発表された。79匹と5組が立候補したウェブ投票で1位になったのは、エントリー直後にあの世へ旅立った伊勢シーパラダイス(三重県伊勢市)のツメナシカワウソ「ブブゼラ」だった。

 選挙はウェブサービス「いきものAZ」の主催。8月31日から10月9日までが投票期間で、15日にサンシャイン水族館(東京)で開かれたイベントで結果が発表された。ブブゼラは3万2131票を獲得し、2位の「やまと」(サンシャイン水族館)の2万3769票を上回り、中間発表の2位から逆転で1位になった。3位には盛岡市動物公園のカエデ(1万9271票)が入った。

 ブブゼラは、投票開始直後の9月3日に病気で死んだ。飼育を担当した伊勢シーパラダイスの田村龍太さんは、1位の結果を喜びつつ「死んでしまったことは大変ショックだった。生きているブブゼラに報告したかった」と話す。

 選挙の前から「タヌキが困ったような顔」(田村さん)で人気を集めていた。「来館者との握手も好評だった。お客さまに愛していただいた結果で慰めになります」

 全国の飼育者からの「うちのカワウソが一番」との声を受け開催された今回の選挙。いきものAZを運営するサンシャインエンタプライズの森下祐輝さんは「ブブゼラが大逆転するという波乱の結果でした。当初目標の1万票を大きく上回る51万票もの投票をいただき、うれしい限りです」と話している。(宮沢崇志)