[PR]

 東京都は16日、築地市場の豊洲への移転時期を「来年9~10月」とする案を初めて市場業者側に示した。都は業者との協議を経て、今月末までに時期を固めたい考えだ。都の案通りに進めば、小池百合子知事が昨年8月に延期した豊洲移転は約2年遅れとなる。

 都は、来年6月上旬までに豊洲市場の追加の土壌汚染対策工事を終える予定だったが、追加工事の入札不調で着工が遅れ、完工予定が同7月末にずれ込んでいる。ただ、業者から「生鮮品を扱うため、夏場は避けて」という要望もあり、移転時期を秋とした。

 移転後の築地市場跡地は、2020年東京五輪・パラリンピックの駐車場などに使われる予定。十分な工期を確保するため、都は遅くとも来年10月中には解体工事を始めたいという。

 都は16日に市場の8業界団体の代表に移転時期の案を示し、強い反対意見はなかったという。ただ、豊洲市場の安全性を保証する都の「安全宣言」が必要と求められた。都は業者側に、安全対策の終了後、情報発信に努める考えを伝えたという。