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現・論 三浦瑠麗氏と歩く選挙の現場(下)

 ニュースの現場に識者と記者が足を運んで論考を深める「現・論(げん・ろん)」。愛知県に向かった国際政治学者の三浦瑠麗さん(37)は、山尾志桜里氏(43)が発したある言葉から、女性政治家の活躍の仕方に問題提起をしました。同時に女性議員を増やすための具体案も提起しました。

「総理の天敵」の意味選挙カーでマイクを握る山尾氏は、国会での実績を強調した。「総理の天敵と言われて、2期目の国会を過ごしてきました」。そう語る山尾氏の姿に、聴衆は「保育園落ちた、日本死ね」のブログを取り上げた時や、「共謀罪」で安倍首相に迫る姿を思い出したに違いない。

 ――「総理の天敵」という言葉をどのように受け止めましたか。

 私は日本の女性政治家は「猟犬」役として、特殊な役割でしか活躍できないという問題意識をかねて持っています。本来、政治家は幅が広くなければ大成できません。男性の場合は人数が多く、競争が働きますので能力を超えて極端にひいきされることは少ない。しかし、女性はそもそも数が少ないので、一本釣りされ、クリーンなイメージを生かして攻撃役として重宝されることがあります。山尾さんが政治家として大成するにはその役にとどまらず、もっと幅を広げる必要がありましたが、問題は、山尾さんご自身が、進んで猟犬役をやっていたということにあります。それが名を上げる最短距離だったからでしょう。

 ――「猟犬」というと、あまりいい印象を抱きませんが。

 論理的に追いつめる能力があり、狙った獲物は放さず、ボス、この場合は所属政党への忠誠心が高いということです。

 政党のボスの一人が、比較的若手の女性政治家をひょいと一本釣りで要職に引き上げる。そもそも少数派である女性には周囲の期待に応え、「優等生」でいたい側面があります。一般社会では、女性は目立たないことが良い子なのですけど、政治の世界では、ボスの抜擢(ばってき)に応え、刺客や攻撃役を買って出て、対立する政党の幹部に論戦を仕掛けるのをよしとする。これまでの女性政治家はほとんど、その役にとどまり、そこから先に進めていません。ほんの一部の人だけは、党内官僚として偉くなる道を取りますが、男性のように所属派閥やグループでもまれて、政治家として育っていくパスは選びたくてもなかなか選べません。

 ――政策を勉強し、地道に力を…

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