東芝の経営改革を進めた「名経営者」と評価された西室泰三さんが亡くなった。政府の要職も歴任したが、その評価はこの2年で大きく変わった。古巣の東芝は不正会計問題で経営が揺らぎ、日本郵政社長として主導した海外物流大手の買収は巨額損失を出した。

 東芝時代は「選択と集中」を旗印に経営改革を進めた。不採算事業を整理し、中核事業に集中する手法はその後、日本企業の経営のお手本とされた。世界を二分した次世代DVDの規格争いでは「消費者に迷惑をかけられない」と両陣営に粘り強く働きかけ、規格の統一にこぎ着けた。

 手腕は政府からも評価され、東芝社長を退いた後、政府の要職を次々に務めた。小泉政権下では地方分権改革推進会議議長として「三位一体の改革」の議論をまとめた。地方への税源移譲の実質先送りだとして、「改革派」の片山善博・鳥取県知事(当時)から議事運営を批判され、論争も巻き起こした。

 東京証券取引所では異例の民間…

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