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 ティラーソン米国務長官は18日、中国による南シナ海や東シナ海での強硬姿勢について「周辺国の主権を侵害している」と批判した。南シナ海での人工島造成などが「国際法や秩序への挑戦だ」とも指摘し、日本などの同盟国との連携を強めていく考えを示した。

 ワシントン市内で対インド政策に関する講演で語った。トランプ政権は北朝鮮の核・ミサイル問題の解決に向けて経済的な影響力を持つ中国の協力を求めているが、ティラーソン氏は「規則に基づいた秩序への挑発に対してひるむことはない」と強調。北朝鮮問題とは切り離して、中国による海洋進出問題に対処していく姿勢を鮮明にした。

 ミャンマーのイスラム教徒ロヒンギャ迫害問題についても言及、「世界は残虐な行為を見過ごすわけにはいかない」と述べ、ミャンマー政府に対し、人道支援団体や国連機関の立ち入りを認めるよう求めた。

 ティラーソン氏は来週、インドを初訪問することを表明し、無人機やF16戦闘機などのインドへの供与を検討していることも明らかにした。また、米海軍が海上自衛隊とインド海軍とインド洋で実施している海上共同訓練「マラバール」を強化するため、参加国を増やす計画があるという。(ワシントン=峯村健司)