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 立憲民主の石川香織氏が、自民の中川郁子氏を一騎打ちで破り、初当選を決めた。北海道帯広市の選挙事務所は大きな拍手に包まれた。

 夫で元衆院議員の知裕氏が公民権停止中で立候補できず、自身の立候補が正式に決まったのは衆院解散4日前。出遅れが懸念されたが、共産が全面支援し、民進党地方議員や連合、農民連合などもフル回転。立憲民主への追い風も受けて急速に支持を広げた。

 政治経験は皆無。2人の子どもを育てる母親としての立場を打ち出した。子育て環境の整備や憲法9条の堅持などを訴えた。

 沸き返る事務所で知裕氏も喜びを語った。「突然の解散で、今までやってきたことが水泡に帰したと思い体の力が抜けた。妻が立つということは自分は別のステージに行くということ。その決断は正しかった」。

 中川氏は、義父・一郎氏が築き、夫・昭一氏が受け継いだ「中川王国」を守れず、比例復活もならなかった。石川氏の当選が報じられて間もなく事務所に姿を見せ、「(11区の)有権者は共産党と協力する立憲民主党を選んだということでしょう。急な選挙だったが、大変な応援をしていただきありがたかった」と悔しさをにじませた。