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 黒ずくめの衣装で深夜に大阪府東大阪市内の住宅などに侵入して盗みを繰り返したとして、捜査員の間で「平成の忍者」と呼ばれていた男が窃盗や建造物侵入などの疑いで逮捕、起訴された。塀の上を逃げるなどの身軽さが特徴。古いアパートの空き部屋で黒の衣装に着替えてから忍びこみ、終わったら再び私服に着替えており、足取りがつかめなかったという。府警が19日発表した。

 河内署によると、男は大阪市中央区日本橋2丁目、無職谷川満昭容疑者(74)=窃盗罪などで公判中。7月、同府東大阪市内の電器店に侵入し、現金約2万7千円を盗んだ疑いがある。

 今春、黒いネックウォーマーを顔から下げた姿が防犯カメラに映っていたことから容疑が浮上した。「絶対に捕まらないと思った。参りました」と容疑を認めているという。

 同署は、着替えの拠点とされた同市内の2カ所のアパート近くで、2009年3月から今年7月にかけて計2943万円相当の盗みを繰り返していたとみている。(遠藤隆史