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 平安時代末から鎌倉時代初期に日本を代表する彫刻を残した仏師の傑作が集まる、東京国立博物館の特別展「運慶」。その会場を、「千の風になって」で知られるテノール歌手の秋川雅史さんが訪れた。趣味で仏像を彫るという秋川さんの心を、運慶仏の力強い風が揺さぶったようだ。

 秋川さんは愛媛県西条市の出身。毎年10月に勇壮な「西条まつり」があり、獅子や鷲(わし)などの木彫に彩られただんじりが練るまちだ。その「だんじり彫刻」を彫りたくて7年前から彫刻を習い、仏像も手がけるようになった。

 その目が最初に止まったのは、静岡・願成就院(がんじょうじゅいん)の毘沙門(びしゃもん)天立像(国宝)に踏みつけられる邪鬼だった。鬼の肌に残るノミ跡を見て「きれいですね。ノミの細い彫り筋がきれいに並ぶとなんとも言えない」。

 東京国立博物館の西木政統(まさのり)研究員から「この邪鬼は、下側にあって見られない胸やおなかも丁寧に彫っている」という説明を聞き、「運慶は芸術家として名を残そうとしたのだろうけれど、彫りを見ると敬虔(けいけん)な仏教徒の面も感じられます」と感心しきりだった。

 和歌山・金剛峯寺(こんごうぶ…

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