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 東京都武蔵野市で20日、乗用車が歩行者をはねて7人がけがをした。警視庁は、車を運転していた東京都小金井市の無職真田順司容疑者(85)を自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致傷)の疑いで現行犯逮捕した。「アクセルとブレーキのペダルを踏み間違えたかも知れないが、よく覚えていない」と話しているという。

 交通事故が全体として減少を続ける中、高齢ドライバーによる事故は減らず、重大な事故も相次いでいる。

 警察庁によると、75歳以上の運転者による交通死亡事故は年間400件台、80歳以上でみると年200件台で推移している。死亡事故全体に占める割合は年々上昇。75歳以上では2010年に1割に達し、昨年は459件で13・5%を占めた。今年は8月末までに254件、割合は12・6%で、昨年同期を42件、1・2ポイント下回っているが、依然高水準だ。80歳以上の運転者でみると、昨年が256件、7・5%、今年は8月までに145件(昨年同期比17件減)、7・2%(同0・3ポイント減)。

 警察庁の分析では、高齢運転者による死亡事故の原因は、ハンドル操作の誤りやブレーキとアクセルの踏み間違いなど「操作の誤り」が一番多く、脇見など「前方不注意」や後方をよく見ないなど「安全不確認」が続く。認知機能の低下が原因とみられる事故も少なくないという。