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 キノコ採りの季節がやってきた。秋の楽しみの一つだが、道に迷うなど危険と隣り合わせだ。気をつけるべき点は具体的にどこなのか。キノコ採り初挑戦の記者が、名人とともに山に入ってみた。

 案内してくれたのは、長野市戸隠地区山岳救助隊リーダーの秦孝之さん(52)。自らもキノコ採りをする、「山のプロ」だ。

 9月下旬、長野市内の野山を一緒に歩いた。林道を外れ、自分の背丈を超えるやぶをかきわけながら進む。「来た道をときどき振り返って、周りの風景をよく見ておく。それだけでも大きな違いです」と秦さん。林道を外れた地点では、秦さんが木の枝にピンク色のテープを巻いてくれていた。これも、道に迷わないコツの一つだという。

 10メートル近く奥に入ると、笠の縁が美しい金色をしたキノコがあらわれた。キンタケシメジだ。「キノコは胞子で増えるので、一つ見つかるとその周りにも生えていることが多い」というヒントを頼りに探すと、木の付け根や落ち葉の間から次々と見つかった。これは楽しい。童心に戻ったように、キノコの姿を追った。

 「そろそろ帰りましょうか」。林道に出ると、自分がすっかり方向感覚を失っていたことに気づいた。戻ってきた場所は、秦さんがテープを巻いてくれていた木から、数メートルも離れていたからだ。

 秦さんが言う。「キノコに夢中になって、山林の奥まで進んだり、暗くなるまで採り続けたりするうちに道がわからなくなるケースが多い」。キノコのある場所を知られたくないため、自分が行く場所を教えたがらない人も多く、登山の際の遭難と比べて捜索する手がかりが少ないのも特徴だ。

 急斜面で希少なキノコを採ろう…

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