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 米グーグルの親会社アルファベットは20日、大型ハリケーンで壊滅的な被害を受けた米領プエルトリコの上空に、気球を使ってインターネット通信に使う基地局を上げ、通信網を提供する方針を明らかにした。

 アルファベットの研究開発部門は、ネット通信網のない地域に気球を使って通信網を作る「プロジェクトルーン」を進めている。ソーラーパネルと送受信機を取り付けた気球を地上約20キロの成層圏に打ち上げて基地局として地上と結ぶ計画だ。

 今回、米連邦通信委員会(FCC)から、プエルトリコの復興目的で、最大30個の気球基地局を打ち上げる許可を得た。米通信大手AT&Tと協力し、ネットでメールやテキストメッセージが使えるようにする。

 人口340万人のプエルトリコは9月中旬に大型ハリケーン「マリア」が上陸。全土が停電し、携帯電話の基地局も破壊された。20日時点で68%で電話やネットなどの無線通信が使えない状況が続いている。

 被災地での応用は昨年洪水被害のあったペルーに続き2度目。チームリーダーは「まだ実験段階で、どれほど機能するか分からないが、困っている人たちが情報を得るための助けになれば」とコメントしている。(ワシントン=香取啓介)

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