(SCENE)ニッポンで働く
加藤諒
【動画】家事代行サービスで奮闘するフィリピン人スタッフたち=加藤諒撮影
家事代行分野にフィリピン人スタッフ
家事代行サービス分野に外国人を受け入れるようになって半年。国家戦略特区の大阪市や東京都、神奈川県では、研修を受けたフィリピン人スタッフたちが、言葉や文化の壁を乗り越え、奮闘している。
マニラ出身のマリアン・クラニバンさん(39)は、祖国で飲食店を開き、家族を養いたいと、日本で働くことを決めた。手際よく台所や浴室、居間と掃除を進めるが、戸惑うこともある。「神棚を動かして怒られたことがある。また知らないことがあってミスをしたら……」
マリアデル・バゴさん(37)は農業が盛んな地方都市出身で、電車での移動に慣れていない。時間どおりに訪問できるよう、乗り換えには特に気を使うという。「フィリピンは出稼ぎが多い国。今後、私たちに続く人のためにも、信頼される仕事をしたい」と話す。(加藤諒)
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