[PR]

 世界ボクシング協会(WBA)ミドル級タイトルマッチが22日、東京・両国国技館であり、同級1位の村田諒太(帝拳)が王者アッサン・エンダム(仏)にTKO勝ちし、新王者となった。

 村田は2012年のロンドン五輪金メダリスト。過去に日本の五輪メダリストは5人いるが、プロでも世界王者になったのは村田が初めて。世界的に選手層が厚いミドル級で、日本選手が世界を制したのも竹原慎二以来22年ぶりの快挙となった。

 試合は1回、エンダムが左ジャブなど手数を出してプレッシャーをかける。村田も前回の対戦とは違い、パンチを繰り出して応戦。

 2回、エンダムは相変わらずパンチを当てては距離を取る戦術。村田はじりじりと相手をロープ際へ追い込み、ボディへのパンチを打ち込む。

 3回、両者額をつきあわせての打ち合いに。村田は上下に効果的にパンチを打ち分ける。エンダムは手数を出して応じる。

 4回、村田の右ストレートがカウンターでエンダムの顔面をとらえる。その後も的確にパンチを見舞う。

 5回、村田の右パンチが何度もエンダムにヒット。終始優勢に戦う。

 6回、村田は左のパンチを有効に使って押し気味に試合を進め、終盤、右ストレートでエンダムをぐらつかせる。

 7回、村田は左右のパンチをバランス良く見舞い、的確にパンチをヒットさせる。

 7回終了時点で試合が止まり、村田がTKO勝ち。

 5月の試合では、村田が4回にダウンを奪うなど優勢に見えたが、1―2の「不可解な判定」で敗れた。今回は3人のジャッジが総入れ替えになり、「一流どころがそろった」と日本ボクシングコミッション(JBC)の安河内事務局長。公平な判定が期待できる舞台が整っていた。

 ともに初防衛戦だった世界ボクシング評議会(WBC)フライ級王者の比嘉大吾(22)=白井・具志堅=は同級5位のトマ・マソン(27)=仏=に7回TKO勝ち、同ライトフライ級王者の拳四朗(25)=BMB=は同級1位のペドロ・ゲバラ(28)=メキシコ=を2―0(116―112、115―113、114―114)の判定勝ちで下し、ベルトを守った。

日本のジム所属の現役男子世界王者

※左から階級、名前(団体、所属)。階級のSはスーパー、団体のAはWBA、CはWBC、OはWBO、IはIBF

ミドル 村田諒太(A、帝拳) 

ライト ホルヘ・リナレス(A、C、帝拳)

Sバンタム 岩佐亮佑(I、セレス)

Sフライ 井上尚弥(O、大橋)

フライ 井岡一翔(A、井岡)

〃 比嘉大吾(C、白井・具志堅)

〃 木村翔(O、青木)

ライトフライ 田口良一(A、ワタナベ)

〃 拳四朗(C、BMB)

〃 田中恒成(O、畑中)

ミニマム 山中竜也(O、真正)

〃 京口紘人(I、ワタナベ)