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 三越伊勢丹ホールディングス(HD)は、高級スーパー「クイーンズ伊勢丹」を運営する子会社の株式の大半を投資ファンドに売却する方針を固めた。不振が続く子会社の再建をファンドに任せ、本体の財務負担を軽くする。

 子会社の「三越伊勢丹フードサービス」の株式の6割超を来年3月までに三菱商事系の投資ファンド「丸の内キャピタル」に売る。売却額は数十億円とみられる。経営再建が進めば、買い戻しも検討する。

 三越伊勢丹フードサービスは現在、1都3県でクイーンズ伊勢丹を17店舗展開。2017年3月期の売上高は497億円。物流費や人件費の負担が重く、17年3月期まで5期連続の営業赤字で、16年3月期からは債務超過に陥っていた。丸の内キャピタルは高級スーパー「成城石井」を買収して再建し、14年にローソンに売却した実績がある。

 三越伊勢丹HDは百貨店事業を中心に業績低迷が続き、事業の構造改革を進めている。この秋には大規模な早期退職を実施し、バブル期入社の管理職の退職金を最大5千万円加算する。(高橋末菜)

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