臼井昭仁
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小型電気自動車を運転し、手を振る人型ロボット「腱悟郎」。現時点では車に積んだバッテリーとパソコンにつながれている=23日、愛知県豊田市役所
等身大の人型ロボットが人工知能(AI)で学習しながら、車の運転を滞りなくこなせるようにする実験が、「車のまち」の愛知県豊田市で始まった。ロボットが人の代わりに運転するとともに、介助などもこなすことを目指す。東京大大学院・情報システム工学研究室が開発している技術で、市は公営施設2カ所を実験場として提供している。
ロボットの名前は「腱悟郎(けんごろう)」で、「身長」が167センチ、「体重」は56キロ。人間の筋骨格を再現して、装着された116個のモーターで柔軟な動きができるのが特徴だ。
同研究室は20年前から、人型ロボットの開発に取り組んでいる。これまで災害対応のほか、体が不自由な人や高齢者の生活支援に役立てることを目指し、物の移動や掃除など人間と同様の機能を持ったロボットを生み出してきた。
今回の実験では、AIで運転技…
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朝日新聞社会部