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 「持続可能な開発目標(SDGs〈エスディージーズ〉)学生フォトコンテスト2017」(主催・国連広報センター、上智大学、メディアパートナー・朝日新聞社)の表彰式が24日、東京都千代田区の上智大学四谷キャンパスであった。大賞(外務大臣賞)のルイス・グスターボ・カバレーロ・シウバさんがブラジルから来日、賞状と賞品が贈られた。

 身近なところからSDGsの17目標を考え、多くの人たちと共有することをテーマに作品を募集。73カ国、487人から1002点の応募があった。写真家のレスリー・キー氏やお笑いタレントの木村祐一氏らが審査し、大賞のほか優秀賞3点などを選出。国連諸機関による特別賞(TOGETHER賞)には大橋彩香さんの「教育という希望」が選ばれた。

 受賞作は25日から30日まで「ビックロ ユニクロ新宿東口店」(東京都新宿区)で展示され、11月にはユニクロの心斎橋店(大阪市中央区)と吉祥寺店(東京都武蔵野市)を巡回する。

◆大賞(外務大臣賞) 「リサイクル品を回収するCOOCASSISの女性」ルイス・グスターボ・カバレーロ・シウバ(ブラジル)

◆優秀賞 「漁師」モハンマド・ラキブル・ハッサン(バングラデシュ)、「遠い現実」ブルース・ティマナ(ペルー)、「子ども時代の苦難」マシュー・パー・クウェシー・ウィリアムズ(ガーナ)

◆特別賞(TOGETHER賞) 「教育という希望」大橋彩香(日本)

◆コンセプト賞 「私の心を傷つけないで」ソフィア・オボレンツェワ(ロシア)

◆入賞 「まなざし」キアラシュ・エグバリ・セレシト(イラン)、「生活に笑顔をもたらす水」タイ・グエン(ベトナム)、「空に舞う凧(たこ)」若林絵里香(日本)、「レールウェースラムでの入浴」竹田有里(日本)、「夢を追いかけて」プラビラ・タルクダール(インド)、「絆」リス・ドーレア(ブラジル)、「全ての人に教育を」パーサ・バニック(バングラデシュ)、「キロンボの少女」ジョアン・アタイーデ(ブラジル)、「日常」大久保楽(日本)(大和久将志)

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 東京都千代田区の上智大学四谷キャンパスで24日に表彰式があり、審査員を務めた写真家のレスリー・キーさんとお笑いタレントの木村祐一さんが登壇。コンテストの意義について語り合った。

 レスリーさんは「私たちが世の中のためにできることがたくさんあると、学生たちの写真が教えてくれた」と講評。インターネット時代の「写真の力」に触れ、「今は1枚の写真で世界中の人たちに訴えかけられるようになりました。言葉がいらない写真は、世界共通の言葉になります。コンテストを通して、たくさんの人たちとSDGsを考えるきっかけを増やせたらいいですね」と話した。

 忙しさに追われがちな大人たちや、関心のない人にも作品を見てもらうため、自身の写真展で受賞作を紹介することも考えているという。

 木村さんは審査を振り返り、動画と写真の違いに言及。「動画ではすべてを説明されて、我々はそれを追うしかありません。写真は想像力がかきたてられるので、写真の中にこそ物語があるな、とあらためて感じました」と述べた。見応えのある作品が集まったことから、「今回の作品を見て、みんなが創作意欲を刺激されると思うので、今後がますます楽しみです」と期待を寄せた。