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 旧日本軍の慰安婦像が建てられた米サンフランシスコ市の民有地が、同市に譲渡されたことが朝日新聞の調べでわかった。姉妹都市提携を結ぶ大阪市の吉村洋文市長は「像をパブリックスペース(公共の場所)に置くなら関係は解消する」と宣言しており、今年で60周年を迎えた姉妹都市は解消の危機を迎えた。

 慰安婦像は今年9月、現地のチャイナタウンにある市営公園に隣接した民有地に地元の民間団体が建てた。サンフランシスコ市議会に提出された資料によると、像は幅約90センチ、高さ3メートル。3人の女性が背中合わせに手をつないでいるデザインだ。現地報道によると、中国、韓国、フィリピンから慰安婦となった女性を表しているという。

 同市議会によると、民有地は今月16日、市営公園の拡張地として市に譲渡された。翌17日には民間団体のメンバーや市議らが出席し、像の一般公開を祝う式典が開かれた。現在では通行人も像を間近で見ることができるという。

 式典に出席した市議のジェーン・キム氏の広報担当者は朝日新聞の電話取材に「サンフランシスコには韓国系や中国系の住民が多い。像は女性全体にとっても歴史的に大切なものだ」と話した。米国勢調査局によると、サンフランシスコはアジア系の出自を持つ住民が35%を占める。

 慰安婦像をめぐっては、2015年にサンフランシスコ市議会で記念碑をつくるべきだとの決議が提案されたことをきっかけに、当時の橋下徹市長が「不確かで一方的な主張にもとづいている」と反発。大阪市は2015年8月から今年9月にかけて、サンフランシスコ市長などに宛てて文書で計6回、抗議を続けてきた。吉村市長は今年9月25日、慰安婦像が市営公園に組み込まれた場合、姉妹都市関係を解消する方針を表明していた。

 今月23日には、姉妹都市提携…

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