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 中心部の街路樹に集まり、ふん害などで悩ませるムクドリに対し、三重県四日市市が夏から実施してきたタカによる追い払い作戦。市によると、ムクドリの数は減ったといい、市民からの苦情もほぼ寄せられなくなるなど、一定の成果をあげているようだ。

 近鉄四日市駅から市役所にかけての市街地一帯は、大挙して押し寄せるムクドリのふんや騒音に悩まされてきた。市は8月から週2~3回のペースで、ムクドリの天敵のタカ2羽を鷹匠(たかじょう)を使って飛ばし、追い払う作戦を繰り広げてきた。

 市市街地整備・公園課の担当者によると、個体数を実際に数えているわけではないものの、一時は数千羽いたムクドリは「だいぶ減ってきた」。タカを飛ばすと、街路樹から逃げたり、上空を旋回したりして、恐れている様子がうかがえるという。

 市民からの苦情もほぼなくなり、逆に「タカを放っている様子が見たい」などと日程を尋ねたり、「もっと頑張ってくれ」と激励したりする電話もある。他の自治体などからの問い合わせもあったという。

 ただムクドリは例年、11月中旬から下旬にかけて、別のねぐらに移り、6月の終わりごろから再び戻ってくる。同課は「来年戻ってくるムクドリがどれだけ減っているかが、(作戦の)評価の分かれ目」としており、来年もタカによる対策を続ける予定という。(深津慶造)