拡大する写真・図版 いすゞ自動車の「FD―SI」

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 ネット通販の拡大で負荷が増している宅配現場で、ドライバーが乗る車を変えることで、負荷軽減につなげられないか――。そんな社会課題の解決を狙うコンセプト車や試作車が、11月5日まで開催される東京モーターショーに出品されている。

 いすゞ自動車の「FD―SI」は、蜂の巣をモチーフにしたトラックのコンセプト車だ。開発時に着目したのは、昆虫の「群知能」。群の統率者はいないが、個々が連携することで指揮者がいるかのように行動することを指す。複数の車両をネットワークでつなぐ考えに生かした。車両デザインでも、側面を蜂の巣に見立て、六角形の積載ボックスを積み上げる形にした。

 トヨタ車体は、女性やシニアの配達スタッフに優しい車を試作した。「LCV D―CARGO CONCEPT」の助手席側ドアは、前後に大きくスライドして開く。荷物の積み下ろしがしやすいうえ、スライドドア側で配達作業をした後、スムーズに助手席から運転席に乗り込めるつくりにしている。(高野真吾)