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 増え続ける訪日外国人客(インバウンド)。日本のルールを知らずに起きてしまうトラブルも相次いでいる。旅行を安全に楽しんでもらおうと、多くの人気スポットを抱える大阪で対策が始まった。JR西日本は訪日外国人が多く利用する日根野駅近くの踏切の遮断機に外国語で表示された掲示板を設置。大阪府警は27日、府内の押しボタン式信号機に3カ国語を記した表示板を付け始める。

強い口調の自動音声も

 JR関西空港駅から10分余り。周辺に商業施設やコンビニなどが集まるJR阪和線日根野駅(大阪府泉佐野市)近くのホテルには、関空を利用する多くの外国人が宿泊する。

 駅のすぐ南の踏切(幅約26メートル)で警報音が鳴った。すると四つの電光掲示板(縦約20センチ、横約1メートル)には英語、中国語、韓国語で「踏切内で止まるな」と表示が出た。踏切内に取り残された人がいた場合に外に出てもらうため、遮断機が下りきる際には「棒をくぐって出て」などと強い口調の自動音声も流れた。

 近くのホテルに泊まった中国人の楊麗莎さん(28)は「遮断機は車用で、歩行者には関係ないと思っていた。危険を知らせてくれるのはありがたい」と話す。

 JR西日本によると、ここ数年、遮断機が下りた踏切内で外国人が取り残されるトラブルが月に1、2件発生。事故は起きていないが、安全確認のために電車が踏切手前でいったん停車して遅れが出ることもあったという。今年5月、ルールを知らない訪日客に注意を促すため約800万円をかけて掲示板を設置し、異例の対策に出た。その後は立ち入りが原因で電車が遅れたことはないという。

 近くのうどん店の店長川合裕人さん(51)は、以前から遮断機が下りているにもかかわらず渡ろうとする外国人の姿を見て危ないと感じていた。「最近は遮断機が下り始めると走って出る人もいる。ルールが伝わっていると思う」。JR西日本の担当者は「日本人にとっては常識でも訪日客にはわからないこともある。トラブルなく、日本で気持ちよく過ごしてもらうための助けになれば」と話す。

■信号機にピクト…

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