テレビ番組「クイズダービー」の解答者などでも知られたフランス文学者で、学習院大名誉教授の篠沢秀夫(しのざわ・ひでお)さんが26日未明、東京都内の病院で死去した。84歳だった。葬儀は未定。喪主は妻礼子さん。

 77~88年、人気番組「クイズダービー」のレギュラー解答者として活躍。正解が多いことを「下品ですね」と表現したり、珍回答が多かったりし、「愉快、愉快」が口癖のユーモラスな「教授」として親しまれた。

 フランス文学者としてはロラン・バルトやモーリス・ブランショなどの翻訳や「文体学」の研究などで知られた。保守派として「日本文化の素晴らしさ」を説き、著書に「愛国心の探求」「だから皇室は大切なのです」など。09年に難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)と診断され、闘病していた。

     ◇

 〈俳優・宮崎美子さんの話〉 亡くなられたと聞いて、寂しくて心にぽっかり穴があいたような気持ちです。 クイズダービーでご一緒したときは、まだデビューしたての大学生でした。にこやかに接してくださったり、私と同じように間違った解答をしたりする姿を見て、緊張がほどけたのを覚えています。

 いつお会いしても、まあるい笑顔を絶やさない方でした。ふくよかな笑顔を心にとどめて置きたくて、元気になったらまたお会いしたいと思っていましたが、かなわず残念です。ご冥福をお祈りいたします。