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 福岡県太宰府市議会は27日、芦刈茂市長(68)に対する不信任決議案を全会一致で可決した。「市政の混乱や停滞を招き、リーダーとしての資質に欠ける」としている。芦刈市長は、市政運営を巡って議会と対立し、副市長も解職するなど混乱が続いている。

 地方自治法の規定により、市長は不信任の通知を受けた日から10日以内に議会を解散するか、解散しない場合は失職する。芦刈市長は取材に対して、議会を解散する意向を表明した。

 芦刈市長は2015年の市長選で、自民や公明が推した現職(当時)の3選を阻んで初当選。だが、公約の柱の中学校の完全給食実施を表明しながら経費面で撤回に追い込まれ、議会から見通しの甘さを追及された。もう一つの柱の市長給料の減額も「根拠に乏しい」として2回にわたって議会に否決された。

 市政の停滞が続く中、芦刈市長は8月、議会とのパイプ役を果たしていた副市長を「古い体質を背負っている」として解職。これに、議会が激しく反発し、9月には市長の辞職勧告を決議していた。

 議会閉会後の取材に、「(議員18人)全員で不信任ということで、重く受け止める。しかし、私は納得していない」と話した。(渡辺松雄)

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