[PR]

 大阪市阿倍野区のマンションのベランダから女性とみられる白骨化した遺体が見つかった事件で、この部屋に「女性に頼まれて首を絞めて殺した。自分も死ぬ」と書かれたメモが見つかったことが、捜査関係者への取材でわかった。数カ月前から行方がわからなくなっている住人の男性(28)が書いたとみて、大阪府警は所在の確認を進める。

 捜査関係者によると、メモは遺体が発見された26日に見つかり、2010年に女性に殺害を依頼されたとの内容もあった。遺体は検視の結果、死後数年が経過していたという。27日午後に司法解剖して死因や詳しい死亡時期を調べる。

 府警によると、遺体は26日昼ごろ、同区昭和町1丁目の7階建ての賃貸マンションの2階ベランダで、毛布にくるまれた状態で見つかった。捜査関係者によると、女性用の下着や服を身につけていた。死後長期間たっており、遺体は傷みが激しいという。これまで、室内に遺体を放置していた形跡や近隣で異臭に気付いた人は確認できていない。

 男性は10年にこの部屋を契約。ここ数年は家賃を滞納し、電気やガスも止まった状態だったという。男性は別のマンションも借りていたといい、府警は居住実態や交友関係を調べる。男性の家族は取材に対し、15年9月からの約1年間、この部屋で男性が結婚した女性と同居していたと話している。男性とは今年5月ごろから連絡が取れていないという。府警は、遺体はこの女性とは別人とみて身元を調べている。

 今月26日に部屋を訪れ、遺体を発見した家賃保証会社の男性社長(56)によると、部屋は数カ月間は人が住んでいないような状態だった。長期間放置された食品が入った冷蔵庫や、解体されたベッドが残され、部屋の床の一部は水浸しだったという。