拡大する写真・図版 希望の党の小池百合子代表の街頭演説会場を歩く。手前が高橋源一郎さん=13日午後、東京都渋谷区、早坂元興撮影

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 小池百合子東京都知事が立ち上げた希望の党。衆院選で旋風を起こすかとみられましたが、結果は「完敗」でした。選挙中、街頭での演説に足を運んだ作家・高橋源一郎さんは、小池さんと彼女へのまなざしの中に何を見たのでしょう。寄稿を掲載します。

     ◇

 選挙戦の間はずっと雨だった。

 どんな選挙で、何が争点だったのか。マスコミやネットで、たくさんの人がたくさんのことをいったり書いたりしていた。けれど、わたしが考えてみたかったのは、そこにはない、別のことだった。

 何度か、候補者たちの演説を聞きにいった。雨の中で、傘をさして。寒い思いがしたが、それは、天候のせいばかりではなかった。

 選挙カーの上の候補者たちは、一様に白いたすきをかけ、手を振り、笑みを振りまいた。そして、演説し、お願いするのである。形はいつも同じだ。候補者たちがいうことは、少しずつちがっていた。だが、それでも、同じ感想を抱くことが多かった。

 どんな感想か。ひとことでいうのは難しい。そう思っていたら、選挙演説を聞いたある有権者の感想を、ネットで、偶然見つけた。

 そこにもわたしと似た思いをした人がいた、と感じた。

 「有権者には金の話がいちばん…

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