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 秋の「京都非公開文化財特別公開」の先行公開が28日、世界遺産の東寺講堂・五重塔(京都市南区)など京都府内の3カ所で始まった。木津川市の現光寺(げんこうじ)と海住山寺(かいじゅうせんじ)では美しい十一面観音の姿が訪れた人たちを魅了した。

 現光寺では、鎌倉前期に作られた金色の十一面観音坐像(ざぞう、国重要文化財)が、ふだんは奈良国立博物館に寄託されている四天王像に囲まれ公開された。少年のようなまなざしなどに天平彫刻を参照した趣があるという。海住山寺では、平安前期の奥の院本尊十一面観音立像(りゅうぞう、重文)などが公開されている。

 現光寺と海住山寺を結ぶマイクロバス「文化財保護特別協力号」も11月1~12日に運行される。海住山寺の文化財防災道路延長工事や、現光寺・四天王像の修復などに志納金(500円~)を出した人が乗車できる。

 特別公開(朝日新聞社特別協力)は京都府内の社寺など24カ所で原則11月1~12日。拝観料は1カ所大人800円、中高生400円(一部異なる)。問い合わせは主催の京都古文化保存協会(075・754・0120)。(久保智祥)