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 中国科学院は27日、世界で初めての積載量がトン級の貨物用無人機の飛行に成功したと発表した。未舗装の場所でも離着陸ができ、山間部や島への貨物運送への活用を想定。南シナ海での軍事利用も視野に入れる。26日、陝西省にある飛行場で、26分間にわたって初飛行した。予定された高度まで上昇した後、2周旋回して着陸した。無人機「AT200」は巡航速度は時速313キロで8時間飛行でき、6098メートルまで上昇できる。全長11・84メートル、幅12・80メートル、高さ4・04メートル。最大積載は10立方メートルで、重さにして1・5トンまで積める。積載能力は世界一という。

 中国ではネット通販企業が小型無人機を配送に活用し始めている。今回初飛行した無人機は比較的大型で、配送効率の向上に貢献しそうだ。また、中国は軍民融合戦略を進めており、軍事での応用も想定している。科学院は「とりわけ南シナ海の島や岩礁への軍事物資の補給に重要性を発揮する」としている。(北京=福田直之)