[PR]

 岡山県津山市の中国自動車道で、路上に落ちていたタイヤに接触した大型トレーラーが横転し、路肩に避難していた親子2人がはねられて死亡した事故で、県警は27日までに、タイヤを落としたとみられるトラックを所有する運送会社の営業所を、自動車運転死傷処罰法違反(過失運転致死)容疑で捜索した。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、捜索したのは広島県呉市に本社がある運送会社「ムロオ」の松江市にある営業所。タイヤを落とした疑いがあるのは同営業所の保冷車で、事故直前に現場付近を走行中、車底部に取り付けてあったスペアタイヤを落としたとみられる。

 任意の事情聴取に対し、運転手は「落としたことに気づかなかった」という趣旨の説明をしているといい、県警は運送会社や運転手の刑事責任について、慎重に捜査している。同社の担当者は27日、取材に対し「事故についてのコメントは控えたい」と話した。

 事故は18日夜に起きた。亡くなったのは歯科技工士の中村美香さん(49)=広島市安芸区=と、長女で岡山大教育学部4年の亜美さん(21)=岡山市北区。2人は軽乗用車でタイヤに乗り上げて路肩に避難していたが、同じタイヤに接触して横転したトレーラーが2人をはねたとみられる。(本間ほのみ、小瀬康太郎)