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河野洋平・元衆院議長(発言録)

 (外相時代、日本政府が国連に初めて核兵器廃絶決議案を提出した際、米国など核保有国の反応は)大変厳しかった。日本は米国の核の傘に入っていたから。「俺の核の傘の下で安全を享受しながら、核廃絶とは何だ」と。でも、被爆国として絶対にやらなければいかんと。ゆるい案文だったが、出すことに意味があるといって出し、ほとんど反対もなく通った。

 それから24年間、毎年出し続けているのは偉いといえば偉いが、恥ずかしいといえば恥ずかしい。核廃絶がちっとも進まず、同じような決議が通ったといって満足しているのはダメだ。何も進まないと我慢しきれなくなって、彼らは核兵器禁止条約を出した。日本は(核保有国と非保有国の)橋渡しをするなら、目に見える努力をしないとダメだ。核禁条約参加者から「あなたのやっている核廃絶決議は偽物ではないか」と言われる。

 根本的にこの問題について日本がどういう態度を示すか、はっきりさせたらいい。(そうでないと)日本はダブルスタンダードではないかと言われる。そう言われたら、これから先、まったく説得力を失う。(テレビ朝日の番組で)

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