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 2010年バンクーバー五輪でフィギュアスケート日本男子初のメダルとなる銅を獲得した高橋大輔さん(31)が28日、横浜市の横浜美術館前で、現代美術の祭典「ヨコハマトリエンナーレ2017」(同市、朝日新聞社など主催)のトークショーに参加した。高橋さんは「フィギュアスケーターはショートプログラムとフリーの二つの作品をお見せする。僕たちが思い描いて作り上げていくものと、受け取る方がどう受け取るかは違う。そのどちらも正解。アートも同じ」と話した。

 ヨコハマトリエンナーレは3年に1度開かれ、今年は11月5日まで市内の3会場で世界各国のアーティストの作品を展示している。トークショーでは現代美術の魅力やフィギュアスケートとアートのつながりについて、高橋さんと逢坂恵理子館長が対談した。

 逢坂館長は高橋さんのファッションに触れ、「スーツ、今日初めてなんですよね」と尋ねると、高橋さんは「1年前に買って、場所的に着る機会がなくて。一目ぼれして買った。今日は(この会場に)ばっちり」と話した。

 その後、高橋さんは約20人の子どもたちに、自身のサインが入った「みらいチケット」を贈った。次回開催となる3年後に来場できる招待券で、高橋さんからチケットを手渡された子どもたちはうれしそうに記念撮影をしていた。

 高橋さんは報道陣からフィギュアスケートとアートのつながりについて聞かれると、「(今は)テクニカルな部分で相当ハイレベルなものを入れた中で、表現している。僕たちの時代と比べると、非常に大変な時代」と後輩たちを思いやった。そして、来年2月の平昌(ピョンチャン)五輪を目指す選手たちに対し、「最高のパフォーマンスをしながら、そこに感情を込めて、プログラムを『みせる』選手も増えてきている。記憶に残るような、語り継がれるような作品を披露してもらいたい」とエールを送った。(浅野有美)

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