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 スペインからの独立を一方的に宣言し、中央政府から自治権を停止されたカタルーニャ州のプッチダモン前首相らについて、地元紙は29日、スペイン検察当局が30日にも反乱罪で在宅起訴する方針だと伝えた。

 報道によると、独立を宣言したとして反乱罪に問われるのは、プッチダモン前首相のほか、前副首相や州政府の前幹部ら。反乱罪は最高で懲役30年が科される重罪で、審理が唯一認められている全国管区裁判所に起訴する。

 一方、議会で独立決議の採択を進行した州議会議長らには、いまも議員特権があり、反乱罪に問えないため、より軽い騒乱罪で在宅起訴するという。

 前首相をめぐっては、逮捕される可能性も取りざたされてきた。その場合、逮捕を阻もうとする独立派市民と警察の衝突も予想されたため、身柄拘束を伴わない在宅起訴としたとの見方がある。

 スペイン中央政府は、州政府側が独立宣言の根拠とする住民投票は違法だとし、州議会が独立を採択すると、憲法の規定に従い、強制的に州の自治権を停止し、州議会も解散した。12月21日に選挙が予定されている。(バルセロナ=岡田玄