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 2カ月前、歴史的な瞬間を目の当たりにした。9月9日、陸上の男子100メートルで桐生祥秀(よしひで)(東洋大4年)が日本選手で初めて9秒台で走った、あのレースだ。

 舞台は福井での日本学生対校選手権。桐生は左足に故障を抱え、予選も準決勝も満足なスタートが切れなかった。私は、決勝は多田修平(関西学院大3年)が勝つのではと思っていた。だから彼の様子を見るため、福井の陸上ファンにまじってレース直前の招集所付近にいた。

 後輩から先輩まで、関学陸上部の仲間が代わるがわる激励の声をかけに来た。ほかの選手にそんな声はかからない。多田の人柄なんだろうなと思った。すると、桐生がバッと立ち上がった。スパイクを履くとき、つま先が破れているのに気づいたのだ。すぐ新しいスパイクを取りに行き、招集所に戻ると、それをネタに多田と談笑した。余裕あるな、と感じた。そして快挙の瞬間が来た。

 2位の多田も自己新の10秒0…

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