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 安倍晋三首相は30日、フィリピンのドゥテルテ大統領と首相官邸で会談した。両首脳は、軍事的挑発を繰り返す北朝鮮への圧力強化を進めることで一致。ただ、ドゥテルテ氏は対話の必要性も指摘し、首相との考えの違いも浮き彫りになった。

 会談後の共同記者発表で、首相は中国が軍事拠点化を進める南シナ海問題も念頭に、「北朝鮮の核ミサイルの問題、拉致問題の早期解決、自由で開かれたインド太平洋の実現などの課題に協力して対応していくことを確認した」と強調した。

 一方、ドゥテルテ氏は「我々は(北朝鮮の)挑発行為に非難の声をあげている。すべての当事国に、再び平和について話し合うテーブルにつくよう呼びかけている」と述べ、南シナ海問題にほとんど言及しなかった。

 ドゥテルテ氏は2度目の来日。フィリピンは11月に開かれる東南アジア諸国連合(ASEAN)関連首脳会議の議長国で、日本側は、主要議題となる北朝鮮や南シナ海問題をめぐり、「直前にドゥテルテ氏と『腹合わせ』できる意義は大きい」(外務省幹部)と歓迎した。

 ただ、南シナ海で中国と領有権を主張してきたフィリピンは、中国からの経済支援を受けた後、態度を一変し、中国批判を避けてきている。日本は中国の独自の主張に基づく南シナ海や東シナ海への権益拡大に懸念を訴えてきただけに、フィリピンの態度の変化に不満もある。

 名古屋大大学院の日下渉准教授…

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