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1991年・3回戦

 試合は四日市工の先攻で始まった。一回、松商学園の上田は1番河本に直球を5球続け、いきなり四球を与えてしまう。「ボールが高めにしかいかなくてどうしようもなかった」。5球はすべて、捕手・辻の構えより上に外れた。

 ただ、上田は変化球にも自信を持っていた。犠打で1死二塁とされたが、3番井手元をスライダーで右飛に。4番湯田にはカウント3ボールから辻のサインに首を振ってスライダーを投げた。結局、湯田は歩かせたが、続く西山をまたもスライダーで右飛に打ち取り、ピンチを脱した。

 遊撃手の高橋は、上田の「癖」…

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