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 ミャンマー国軍の支持者らが29日、最大都市ヤンゴン市内で約3千人(警察発表)を集め、国軍の功績をたたえる集会を開いた。多数のイスラム教徒ロヒンギャが難民になっている問題について、国軍が迫害行為をしているという誤った認識を世界中に広めているとして、外国メディアを批判した。

 集会では登壇した女優が「国軍は国を守るために(ロヒンギャの)テロリストを攻撃した。外国メディアは誤報を繰り返し、軍の名誉を傷つけている」と声を上げると、聴衆の中には「この記者たちだ」と声を上げ、集会を取材する海外メディアの記者を指さして批判する人もいた。

 また、集会で演説した軍出身のラースエ元上院議員が米国や欧州が検討している軍幹部らを対象とした新たな経済制裁について、「全く怖くない。我々が首都ネピドーをつくったのは制裁下の軍政時代だ」と訴えると、人々は国軍などの旗を振ってこたえた。

 一方、旧軍政系の連邦団結発展党の報道担当者らは30日、ヤンゴンで会見し、アウンサンスーチー国家顧問がコフィ・アナン元国連事務総長らによるロヒンギャ問題の諮問委員会を設置したことについて、「国内の問題をむやみに国際問題にして国を混乱させた」と批判した。(ヤンゴン=染田屋竜太)

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