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 北アルプス後立山連峰・鹿島槍ケ岳(2889メートル)のカクネ里雪渓(大町市)が「氷河」と認定される可能性が高くなった。学術調査団の一員で、富山県の立山カルデラ砂防博物館主任学芸員、福井幸太郎さん(44)が大町山岳博物館(大町市)で講演し、「データ的には氷河で間違いない。論文が通れば学会で正式に『氷河』と認められる」と語った。認められれば、富山県の立山連峰の3カ所に続いて国内4カ所目、長野県では初の氷河となる。

 氷河は「重力で長期間連続して流動する雪氷体」と定義される。カクネ里雪渓は鹿島槍北壁の基部、標高2160メートル地点から北東向きに1800メートル地点までの長さ約800メートル、幅約300メートルの万年雪。険しい地形で、長く人跡未踏の地だった。1930年、探検家で人類学者の今西錦司(1902~92)が氷河の可能性に言及。55年から58年ごろにかけ、地理学者で登山家、氷河研究家の五百沢智也(1933~2013)が現地入りに成功したが、その後約60年にわたって調査は行われていなかった。

 福井さんは2011年6月に現地入りし、レーダー機器で氷厚が約30メートルあることを確認。流動する氷河だと確信したという。氷体そのものが露出する秋に再調査を試みようとしたが、雪渓の一部が崩壊する危険があり近寄れなかった。

 その後、氷河調査は立山、剱岳…

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