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 失神して意識障害が再発する恐れがあると認識しながらタクシーを運転し、死亡事故を起こしたとして、大阪地検は1日、タクシー運転手林義隆容疑者(73)=大阪府豊中市=を自動車運転死傷処罰法違反(危険運転致死)の罪で起訴した。「再発性の失神」による危険運転致死での起訴は同地検では初めてという。

 起訴状によると、林容疑者は10月11日午前9時50分ごろ、失神して意識障害になる恐れがある状態で車を運転して意識障害になり、女性(88)をはねて死亡させたとされる。林容疑者は府警の調べに「過去にも意識をなくしたことがあり、運転に支障が生じる恐れがある状態とわかっていた」と説明しているという。

 林容疑者は同日に自動車運転死傷処罰法違反と道路交通法違反(ひき逃げ)の疑いで現行犯逮捕されていた。地検はひき逃げ容疑については不起訴処分(嫌疑不十分)とした。理由については明らかにしていない。