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 5日号砲の第49回全日本大学駅伝(朝日新聞社など主催、JAバンク特別協賛、名古屋・熱田神宮―三重・伊勢神宮=8区間、106・8キロ)を控えた3日、名古屋市内で前回大会6位までのシード校の監督らによる記者会見が開かれ、早くも「舌戦」がヒートアップした。指揮官たちのトークは終始、アクセル全開。ブレーキとは無縁だ。

口火を切った青学大・原監督

 口火を切ったのは、2連覇を狙う青学大の原晋監督だ。スーツやジャケット姿の監督が並ぶなか、ただ一人カジュアルな服装で登壇し、「これには理由があるんです」。

 実は持参したスーツのズボンが破れ、お尻のあたりに穴が開いたという。「急きょ着替えました。やぶれるものはもうやぶれたので、本選ではやぶれないように頑張っていきたい。目指すは優勝でございます」。

早大、山梨学院大も

 昨年2位だった早大の相楽豊監督も負けていなかった。「原監督のあとは話しづらい」と前置きしながら、「昨年は2位。振り返ってみたら、昨年はこの記者会見にわたしは遅刻をしてきましたので、きょうは一番で来ました。いろんな意味で去年のチームを超えたい」。

 昨年3位で30回目の出場となる山梨学院大の上田誠仁監督は、今大会の目標をユニホームの色にちなんで「紺青復活 ゼロからの挑戦」と書き、「福」という絵文字も添えた。

 「全日本大学駅伝は2位が10度ある。シルバーばかりで、ゴールドがない。『福の神が降臨してくれたらいいな』ということで、ふく(福)という字も書かせてもらいました。ご利益があればいい」。

増田明美さんの問いに…

 レース当日に監督車に乗り込んでリポートする解説者の増田明美さんが、勝負の世界で生きる各監督にストレス解消法をたずねると、会場はさらに盛り上がった。

 自身も早大時代に駅伝で活躍した相楽監督は「今さらですが、走ること」と照れながら話すと、原監督が「1500メートル、何分ぐらいでいけそうですか?」と横やりを入れた。

 原監督がテレビ番組の企画で1500メートルを5分台で走ったエピソードを披露すると、相楽監督もライバル心をメラメラ。「原さんに刺激を受けてタイムトライアルをしました。5分は切ります。以上です」。

 山梨学院大の上田監督も「舌好調」だった。読書、映画鑑賞、美術館巡りなど、多彩な趣味を明かしたあと、やはり「ジョギングで汗をかくことが好き」。

「でも、昔はね、『愛したい、恋したい(あいしたいこいしたい)』だったけど、今は『足痛い腰痛い(あしいたい、こしいたい)』だから」と、報道陣の爆笑を誘った。

 過去12回の優勝を誇り、昨年4位からの巻き返しをはかる駒大の大八木弘明監督にマイクが回ると、今年2月に新築した寮のサウナの話題に。「多分、大八木さんは修行僧のように入っている」と上田監督に振られると、大八木監督は「選手とサウナでいろんな話をするのがストレス発散になるんです」。

 ただ一人のときは、1回10分を3~4セット繰り返していることを明かし、「選手がいないときは、私は追い込む。それが終わったあとのビールが、ものすごくおいしいので」と力説していた。(遠田寛生)