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(4日、日本シリーズ第6戦 ソフトバンク4―3DeNA)

 つかみかけた勝利が、するりと指先から逃げて行った。DeNAは八回、そして、延長の守備のミスが失点につながった。

 先発の今永が、八回途中2失点の快投で試合の流れを引き寄せた。2番手は第1戦に先発した井納がワンポイントで登板し、きっちりアウトを取った。

 痛かったのは、1死三塁で登板した3番手の砂田のプレー。柳田を投ゴロに仕留めたが、中途半端に飛び出していた三塁走者から目を離して一塁へ送球した。「僕の判断ミス。ホームは間に合わないと思い込んで一塁に投げてしまった」。結果、三塁走者が本塁を踏んで1点差に迫られた。

 延長十一回は1死一、二塁で、宮崎がゴロをさばいて三塁を踏んだ後の一塁への送球がそれた。併殺なら相手の攻撃を切れた場面。直後に打たれた適時打が幕切れとなった。

 リーグ3位から目指した日本一はならなかった。「ミスも出たが、何事も経験。全てのプレーに気を抜いてはいけないと学んだ」とラミレス監督は振り返る。昨季はクライマックスシリーズ初出場を果たし、今季は日本シリーズも戦った。この経験を糧にできれば、来季はもっと強くなる。(波戸健一)