天皇、皇后両陛下は6日午前、皇居・御所の小広間で、来日中のトランプ米大統領とメラニア夫人と初めて会見した。大統領夫妻は午前11時過ぎ、車で御所に到着。両陛下は玄関前で出迎え、笑顔で握手をした。

 宮内庁によると、会見は約20分間で「非常に和やかな雰囲気だった」。大統領が「陛下はすべての国民から深く慕われているとうかがっており、今回お目にかかれて大変光栄です」と話すと、天皇陛下は「そういうお気持ちをうれしく思います」と応えたという。

 陛下が訪日について聞くと、大統領は「すべてうまくいっています。安倍首相とは北朝鮮問題、日米の防衛協力、通商問題など様々な問題について充実した意見交換を行っています。現在日米関係はかつてなく良好です」と説明。陛下は「それを聞いて喜ばしく思います。両国はかつて戦争した歴史がありますが、その後の日米の友好関係、米国からの支援により今日の日本があるのだと思います」と述べた。

 さらに、米南部テキサス州の教会であった銃乱射事件が話題になり、陛下は「米国での銃撃事件について大統領は心痛めておられるものと察します」と言及。大統領は「こういう事件は大変残念なことにどこにでも起こりうる事件です」と話した。

 大統領は公式実務訪問賓客として5日に来日し、安倍晋三首相らとゴルフや夕食をともにした。6日午後には日米首脳会談や拉致被害者家族との面会などが予定され、7日に日本を発ち、韓国に向かう。(緒方雄大、島康彦