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 エジプトにあるクフ王の大ピラミッド中心部に巨大空間があるとした名古屋大などの国際グループの発表に対し、エジプトの考古学者らが声明を出し、「内部に空間が多いことは以前から知られており、新発見ではない」と批判した。これに対し、名大の研究者らが6日、「空間の大きさが従来の知識と全く違い、思い違いがある」と反論した。

 名古屋大など国際グループは、宇宙から降り注ぐ放射線を利用して「透視」する技術でピラミッド内部を調べ、中心部に長さ30メートル以上の巨大空間が見つかったと、英科学誌ネイチャー電子版に2日、発表した。

 AFP通信によると、エジプト人考古学者らが4日、この発見を批判する声明を発表した。エジプト考古省の科学者が「大ピラミッド内部は空間だらけなことがわかっており、新発見ではない」と話したという。

 名大の森島邦博特任助教らは6日、東京都内で会見を開き、「ピラミッド内部に、エジプトの考古学者らが指摘するような細かい隙間があるのは巨石を組んだ構造上当然だ。今回見つかった巨大な空間は、それらとは違う」と反論した。(鍛治信太郎)